FL5とFL1の完成スペックを紹介

CIVIC TYPE R (FL5):しなやかな足回りで、圧倒的な動力性能を堪能
「DAMPER ZZ-R SFC仕様」として開発されたサスペンションの仕様は、フロント6kgf/mm・リア5kgf/mmのバネレートを設定。
純正と同等ですが、乗り心地と素直な挙動を重視した結果の設定です。

サスペンションをストロークさせることで、減衰力を効果的に活用してロールスピードを抑制し、走行姿勢を安定させます。
減衰力もソフト寄りの設定にすることで、路面の細かな凸凹を吸収し、快適な乗り心地を実現しました。

吸排気系には「CARBON INTAKE SYSTEM」と「NUR-SPEC CUSTOM EDITION」を装着。
STEP3で効果が実証された、「PowerCon」と「Tuning ECU(PowerCon専用)」を組み合わせることで、
最高出力389.7ps/6310rpm、最大トルク53.3kgm/3490rpmという圧倒的なパワーを実現しました。

CIVIC (FL1):スムーズな加速感と快適性を両立
FL5同様「DAMPER ZZ-R SFC仕様」を開発。こちらもフロント6kgf/mm・リア5kgf/mmのバネレートを設定。
初期の減衰力特性を調整し、よりマイルドな動きを実現しています。

開発担当者は「長距離をテストしても終始快適な仕上がりで満足しました。19インチの35扁平タイヤにもかかわらず
この快適性を実現できたのは、サスペンション性能の高さが物語っています。」とコメントしています。
減衰力を高めに設定しても、初期の動きから4輪がバランスよくストロークし、車体の無駄な動きを抑えることができます。

「PowerThro」とスーパーオートバックス浜松・鈴木氏による専用ECUセッティングにより、
タービン回転数に余裕のある3,000〜4,000rpmのトルク性能向上を実現しています。

アドバイザー 織戸学氏の最終評価はいかに

CIVIC TYPE R (FL5)
街乗りではサスペンションの動きがスムーズで、軽快な走りを楽しめます。
ECUチューンによって低回転域から力強いトルクが発生し、気持ちの良い加速を実現しています。

サーキット走行では、サスペンションが適度な硬さで、思い通りのラインをトレースできます。
パワーもフルに使い切ることができ、ストレートでは6速までしっかりと加速できました。
最高速度は230km/hを記録。エアロパーツの効果も体感でき、高速走行時の安定性も抜群です。
多くのタイプRオーナーが求めるのは、きっとこのような走りでしょう。

CIVIC (FL1)
初期のモデルと比べて、乗り心地がさらに洗練された印象です。
しなやかに動きながらもロールが少なく、ワインディングでもサーキットでも安定した走りを楽しめました。

エンジンは2,000rpm付近から力強いトルクが発生し、車速の伸びも素晴らしい。
最高速度は210km/hを記録しました。素晴らしい仕上がりです。サスペンションの動きがスムーズで、軽快な走りを楽しめます。

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Project Adviser

織戸 学

1968年、千葉県生まれ。
1990年にドリフト競技でチャンピオンを獲得し、
1991年にレースデビュー。
現在のSUPER GTに参戦を重ね、2度チャンピオンに輝く。
趣味はバイクと料理。愛称は「MAX☆ORIDO」