車高調キット DAMPER ZZ-R BB

  • 単筒式(モノチューブ)構造、全長調整式、32段減衰力調整機構とDAMPER ZZ-Rのスペックを踏襲しながら、スタイルの幅広さと更なる走行性能を追求したハイスペックモデル。
  • アルミ製のピロボール調整式アッパーマウント、ロックシート、各種ブラケット(一部車種を除く)を採用。高い強度と軽量化を実現するほか、フロントはローダウン時のキャンバー調整も可能です。
  • 32段減衰力調整機構を採用し、お好みの減衰力調整が可能。ストリート・ワインディング・ハイウェイなど、あらゆる走行シーンに対応します。また、電子制御で減衰力を調整可能な「SpecDSC Plus」モデルも設定。
  • 車種の特性に合わせ、バネレート及び減衰力の仕様を専用品に変更。高速走行時においての操舵性や安定性をブラッシュアップしました。
  • 車種別に車高調整範囲の見直しを行ない、走行性能とスタイルを両立。迫力のローフォルムながら最低地上高を確保できる基準車高から、クローズド向けの究極のローダウンまで様々なステージに対応します。
  • カートリッジ先出しのオーバーホールに対応。従来とは異なるスムーズな対応で消耗品の交換が可能です。

DAMPER ZZ-Rをベースに車種毎に作り上げた「BB専用スペック」

DAMPER ZZ-R BBは、DAMPER ZZ-Rをベースにしながら設定車両に合うよう完全専用開発を実施。
幅広いローダウンのニーズに応えるべく、基準車高調整範囲を新規設定。
さらに、ローダウン状態での高速走行時のハンドリングや安定性をアップするために、パネレート及び減衰力の仕様を最適なスペックに変更しています。

ローダウンすることで起こりがちな乗り心地の悪さや底付き感を解消するため、専用設計のショートタイプバンプラバーを一部車種に付属。
また、フロントアッパーマウントにピロボール調整式を採用する事で、機敏なハンドリングを実現するほか、ローダウン時のキャンバー量の調整までを自在に行なう事が可能です。

まさに、走りとスタイルを両立するオーナーのために、ブリッツが今までの開発ノウハウを惜しみなく投入した車高調キットです。

Photo : DAMPER ZZ-R BB 基準ダウン量:F -52mm / R -65mm 最低地上高:101mm
Photo : ZZ-R 基準ダウン量:F -35mm / R -40mm 最低地上高:F 116mm / R 129mm
Front Rear
基準ダウン量 -52mm -65mm
調整範囲 -110mm〜20mm -130mm〜-65mm
パネレート 9.0k 12.0k
減衰力 MID HARD
アッパーマウント ピロ調整式 強化ゴム
スプリングタイプ ID162ストレート 専用形状スプリング
スプリング自由長 180mm 140mm
Front Rear
基準ダウン量 -35mm -40mm
調整範囲 -80mm〜0mm -65mm〜-20mm
パネレート 6.0k 9.5k
減衰力 SOFT MID
アッパーマウント 強化ゴム 強化ゴム
スプリングタイプ 専用形状スプリング 専用形状スプリング
スプリング自由長 220mm 220mm

DAMPER ZZ-R BBの特徴

アルミ鍛造製アッパーマウント

アッパーマウントには高い剛性と軽量化を両立する、アルミ鍛造製を採用。
フロントストラット式にはキャンバー調整式ピロボールアッパーマウントを採用し、
ダイレクトな操舵感とコントロールを実現しています。
フロントストラット式以外の車種と、リアには全車強化ゴムアッパーマウントを採用。
走行時の不快な異音を低減します。(一部車種除く)

※一部フロントストラット式車でも、強化ゴムマウントを採用している車種があります。
32段階減衰力調整機構

前後共に32段の減衰力調整機能を採用。
特殊ニードルバルブの採用で、しっかりとした減衰力調整を可能にしました。
お好みで走行性能と乗り心地を高次元でバランスさせることができます。

アッパーマウント上部の調整ダイヤルで簡単に調整ができますが、構造上、タイヤ
ハウス内に減衰力調整ダイヤルを設けている車種もあります。

また調整部がスピーカーボードやパネルの下側となり、調整が困難な車種には専用
延長ケーブルを付属しています。
高張力材スプリング

耐久性に優れた特殊高張力材SAE9245を採用したオリジナルスプリング。
また、補修用スプリング(2本/1セット)も販売中



ダストブーツ・バンプラバー

ショックアブソーバーのピストンロッドを保護するためのダストブーツと、
ピストンの底付き防止のためのバンプラバーを標準装備。
高強度シリンダーケース

シリンダーケースには高強度のSTKM13C材を採用。 ブラッククロームメッキを施すことで、耐腐食性も向上します。


アルミ鍛造製シート

スプリングシート・ロックシートにも、アルミ鍛造製を採用。
高強度・高耐久性・軽量化を実現。
アルミ製ブラケット

ウィッシュボーンタイプのブラケットには、アルミ削り出し製のブラケットを採用し、
バネ下重量の低減を実現しています。
ブラックアルマイトと特殊塗装により、耐腐食性を向上させています。
高剛性専用ブラケット

特殊塗装でコーティングし、高剛性・高強度を実現する車種別専用ブラケットを採用しています。
車種別にブレーキホース、ABSラインを固定可能なブラケットを標準装備し、
ボルトオン装着が可能です。
先出し対応オーバーホール

オーバーホールに対応。本来の性能を発揮させることが可能。
交換に関わる手間を省く「先出し対応オーバーホール」にも対応。

詳しくはこちらをご覧ください。

専用車高調整レンチ

車高調整用に専用車高調整レンチを付属しています。
また、フロントストラット車にはキャンバー調整ボルト用のレンチも付属しています。
  • アルミ鍛造製アッパーマウント
    アッパーマウントは高い剛性と軽量化を両立する、アルミ鍛造製を採用。
    フロントストラット式にはキャンバー調整式ピロボールアッパーマウントを採用し、ダイレクトな操舵感とコントロールを実現。
    フロントストラット式以外の車種と、リアには強化ゴムマウントを採用。走行時の不快な異音を低減(一部車種除く)。

    ※一部フロントストラット式車でも、強化ゴムマウントを採用している車種があります。
  • 32段階減衰力調整機構
    前後共に32段の減衰力調整機能を採用。
    特殊ニードルバルブの採用で、しっかりとした減衰力調整を可能にしました。
    お好みで走行性能と乗り心地を高次元でバランスさせることができます。

    アッパーマウント上部の調整ダイヤルで簡単に調整ができますが、構造上、タイヤハウス内に減衰力調整ダイヤルを設けている車種もあります。

    また調整部がスピーカーボードやパネルの下側となり、調整が困難な車種には専用延長ケーブルを付属しています。
  • 高張力材スプリング
    耐久性に優れた特殊高張力材SAE9245を採用したオリジナルスプリング。
    補修用スプリングも販売中。
    ダストブーツ・バンプラバー
    ピストンロッドを保護するためのダストブーツと、ピストンの底付き防止のためのバンプラバーを標準装備。
  • 高強度シリンダーケース
    シリンダーケースには高強度のSTKM13C材を採用。 ブラッククロームメッキを施すことで、耐腐食性も向上します。
    アルミ鍛造製シート
    スプリングシート・ロックシートにも、アルミ鍛造製を採用。 高強度・高耐久性・軽量化を実現。
  • アルミ製ブラケット
    ウィッシュボーンタイプのブラケットは、アルミ削り出し製のブラケットを採用。
    バネ下重量の低減を実現。
    ブラックアルマイトと特殊塗装により、耐腐食性を向上させています。
  • 高剛性専用ブラケット
    殊塗装でコーティングし、高剛性・高強度を実現する車種別専用ブラケット。
    車種別にブレーキホース、ABSラインを固定可能なブラケットを標準装備し、ボルトオン装着が可能。
  • 先出し対応オーバーホール
    オーバーホールに対応。本来の性能を発揮させることが可能。
    交換に関わる手間を省く「先出し対応オーバーホール」にも対応。
    詳しくはこちらをご覧ください
  • 充実の専用付属品
    全車種に車高調整レンチをはじめ、必要な車種には、キャンバー調整ボルト用レンチ、減衰力調整延長ダイヤルなども付属。

「全長調整式」とメリット

全長調整式とは?

構造を単純化することで、主にリーズナブルなダンパーで採用されてきた「ネジ式」は、車高調整をする際にスプリングを遊ばせたり、プリロードをかける(縮める)などの調整が必要です。
これらの調整方法は、乗り心地の悪化や底付き、異音といったトラブルが発生しやすいものでした。
DAMPER ZZ-Rが採用する「全長調整式」は、ショックアブソーバー全体の長さをスプリングと独立して調整することが可能です。
これによりストローク量を変化させることなく車高の調整が可能で、底付きなどのトラブルを心配する必要はありません。

もちろん従来のネジ式同様に、スプリングの伸縮での車高調整やプリロードの調整は可能ですので、さらにシチュエーションに合わせた使い方が可能です。

全長調整式の構造とメリット

全長調整式の車高調整はロアブラケット部のロック位置(B)を上下させて行います。
Bの位置が上がると、ショックアブソーバー全体の長さ(全長)が短くなりますので、その量だけ車高が下がる仕組みです。
全長調整式では車高を下げた場合も、スプリングの長さ(A)に一切変化はありません。
つまりストローク量(可動範囲)も変わりませんので、乗り心地の変化は最小限に留めながら、ローダウンを実現することができます。

「単筒式」とメリット

単筒式とは?

「単筒式」とはショックアブソーバーのシェルケース内部がそのままシリンダーとなり、1本の筒の中にオイルやガス、ピストンバルブなどが入っているタイプを指します。 フリーピストンを境に、オイル室とガス室が完全に分かれているのが特徴です。
「複筒式」は、シェルケース内部にもう1本シリンダーがあり、その中をピストンバルブが上下する構造です。
DAMPER ZZ-Rではシンプルな構造で剛性が高く、ピストンの大径化による安定した減衰力の発生を狙い、全ラインアップで単筒式を採用しています。

単筒式構造

  • シンプルな構造で剛性が高く放熱性に優れ耐久性も高い。
  • オイル容量が多く熱容量にも余裕があり安定した減衰力を発揮できる。
  • ピストンを大径化することにより、より繊細な減衰力調整が可能。
  • オイル室とガス室が完全にセパレートしているため、取付の自由度が高い。

複筒式

  • 構造が複雑なため、熱がこもりやすく、製造コストが高くなる。
  • 構造上、オイルの容量が少なくなる。
  • 構造上、ピストンの大径化が難しい。
  • オイル室とガス室の区切りが無いため、取付角度に制約がある。